『用心棒』構想
ある日、悪党がやってきて村を荒らしまくる。村人は二度と悪党に村を荒らされないように、用心棒を雇うことにする。めでたく用心棒を雇い自分たちも、力をつける。そして彼らとの決戦の火蓋が落とされる。
〈配役〉村人(泥百姓)ケンゴ 小島建吾・・・村の若者、気が優しく争いを嫌う。
コサ吉 小阪公昭
アユ蔵 朝倉亜由夢
姉 石井舞子・・・気が強く、男として悪党を倒そうとする。
妹 高1女・・・悪党に殺されてしまう。
用心棒 ヒロ 佐藤弘樹
悪党 兄・丑寅 池滝何也・・・頭目。金に目がない。
次兄・亥之吉 佐藤裕一・・・好色漢。バカであるが、怪力。
末弟・卯之助 原浩史・・・剣は兄弟で一番。妖気漂う。ピストルを所持。
場割り
@ 暴れまくる悪党三人、斬られる村人たち、逃げ惑う村人たち。
A 亥之吉に捕まる妹、嬲られんとするところ自力で逃げ、逃げ場を失い舌を噛み切る。
B 死んだ妹に駆け寄る姉、悪党に一人立ち向かおうとするのを止めるケンゴたち、「男たちは情けない」とののしられても何もいえないでいる。「用心棒を雇おう」とコサ吉が皆に提案する。様々な思いで、その意見を呑む村人。
C 用心棒を探す。ここで、弘樹くんが、いい感じで登場すると嬉しい。何かこの人ならやっとって見たいというエピソードがひとつ欲しい。たとえば、動いている蝿を箸で捕まえるとか。(もっと格好いいのがいい。)
D 弘樹くんに用心棒をお願いする。自分に人たちでも斬りつけることが出来たら引き受けようという。そこで、村人と弘樹の木剣(新聞紙)での闘い。
E 用心棒は村人に立ち廻りを教える。いわゆるバカ動隊。
F 決戦、しかしこの時、敵の計略にあい用心棒弘之進は深い傷を負う。広之進をボコボコにする三悪党。どんな計略だ?? となると、村人だけで闘わなくてはならない。
G ケモノ対コサ吉・アユ蔵・姉
H 丑寅対ケンゴ
I 喜び合うのもつかの間、アユ蔵・コサ吉が卯之助のピストルにやられて絶命。
J 卯之助対満身創痍の弘之進、そしてケンゴに姉。
K 村を思うケンゴと姉。
@およびA
亥之吉 うりゃーーー!!
逃げる村人たち。
亥之吉 (女を捕まえる)捕まえた。ホホーーーイイ!!(女亥之吉をかむ)あいてっ!!(逃げる)待てーー!!
卯之助 (いきなり女を斬る)
亥之吉 (怒って)何するだ、おめえ!! おなごだぞ。
卯之助 関係ない。(去る)
丑松 (いつの間にかいて)いくぞ、亥之!! 向こうにはもっといい女がいる。
亥之吉 へへへっ!!(と二人去る)
B
替わって、姉
姉 ○○!!(と駆け寄る。)
ケンゴ (以下コサ吉アユ蔵出る)○○。(と力なく)
姉、いきなりケンゴ以下3人をぶったたく。
姉 あんたたちは何してただ。○○を見殺しにしただぞ。
3人 (無言)
姉 意気地なしが、俺があいつら突き殺してやるだ。
アユ蔵 やめれ、わしらの叶う相手じゃねえ。
姉 てめえ、それでも男か。(とめちゃくちゃにアユ蔵を殴る)
ケンゴ (無言で止める)
コサ吉 そうだ、やつらを突き殺すだ。それしかねえ。
ケンゴ コ、コサ吉。
アユ蔵 ウエ??
コサ吉 俺らだけじゃダメだ。用心棒を雇うだ。
3人 用心棒!?
C
ヒロを中心に取り囲む4人。
コサ吉 頼みます。おらたちの用心棒になってくだせえ。
ケンゴ・アユ蔵 (コサ吉の熱に押されて)お願いします。
ヒロ 金は?
ケンゴ ・・・すっかり取られちまって、
ヒロ 飯は?
コサ吉 握り飯です。(と出す)
ヒロ ・・・女は?
3人 ・・・。
ケンゴ もうこの村にはいません。
アユ蔵 (突然)おらの尻を使ってくだせえ。おらの尻は柔らけえっていわれたんだ。さあ、遠慮なく。
ヒロ (思いっきり蹴っ飛ばす) バカやロー!!そんな了見だから襲われるんだ。屑が!!・・・お前ら、俺に一太刀でも入れてみろ。(と構える)
みな、掛け声は勇ましいが、こてんぱんにのされる。返ろうとしたところを、姉に撃たれる。
ヒロ いるじゃねえか女が。・・・。コイツが一番まともだ。握り飯もらおうか。
E
真剣な立ち廻りの稽古(浩子さんと一緒に考えてください)音楽があってもよい。
F (ここの場面が未定)
アユ蔵が連れ去られて、それを一人で助けに行こうとするヒロがやられるとか。
G亥之吉対コサ吉・アユ蔵・姉(ケモノくんが考え中)
H丑寅体ケンゴ(カヤくんと小島くんで考えて)
I
4人喜んでいると、鉄砲の音(ピストルなしがいいかもと思い始めてます)。アユ蔵死ぬ。
3人 アユ蔵!!
出てくる卯之助。
卯之吉 へえ、便利な道具だぜ。
コサ吉 ウワーーっ!!(っと襲い掛かる。ばっさり斬られる)
ケンゴ 何で、何でですか。もうもういいじゃないですか。(バーン。肩を撃たれる。)
卯之吉 おもしれえじゃんこういうの。どうせだからさあ。みんな死んでもらいましょうよ。(撃とうとする)
姉 ぎやあーー。(と咬みつく、ギャクに吹っ飛ばされる。)
卯之吉 あんた、女だったんだ。(と刀を抜く)俺は、女の泣き声が嫌いでねえ。
ヒロ よせ。俺が相手だ。
卯之吉 ひょー、生きてましたか。このカタワ野郎。
ヒロ おめえだって、女を喜ばすことの出来ねえ種無し野郎じゃあねえか。
卯之吉 キエケケケケケ!!来い!!
ヒロ (ゆっくりと目を閉じ)カタワついでだ。
卯之吉 リャーーーーーーー!!
とJ
そしてK