<冬のZAN・PARA>

新年1月5日(日) 午後から
   子ども家庭支援センター3階ホールにて
 リハーサル
 9:00〜10:00 照明・音響設営
10:00〜10:25 「うる星やつら」チーム
10:25〜10:50 岡崎チーム
10:50〜11:15 「西遊記」チーム
11:15〜11:40 「大つごもり」チーム
11:40〜12:05 「売春捜査官」チーム
12:05〜12:40 「キル」チーム
12:40〜 1:05 スニチーム
 1:05〜 1:20 パントマイム

 開場 1:30〜(時間は大まかな予定)
第1部 鐘の音
 1:45〜 
あいさつ<金子> 司会<佐藤弘昌>
 1:50〜2:30  「ごみ女」
福田尚子(足立)、李純希(足立)、羽賀康博(足立OB)、保坂裕美(足立OB)、大竹浩平(足立OB)、石川陽子(東)、駒形静香(東)、国井春香(東)、鐡真早(東)、赤澤竜太(小松川)、朝倉康陽(竹台OB)、高島秀幸(日大一OB)/新屋孝道(東OB)/加藤匠(小松川)
 2:40〜3:10  「うる星やつら」
佐藤一恵(足立)、赤澤竜太(小松川)、伊藤万里江(竹台)、高橋道清(小松川)、浜高隼(竹台)、朝倉康陽(竹台OB)、加藤匠(小松川)、的早孝起(江北OB)、高島秀幸(日大一OB)、鐡真早(東)、池滝何也(足立OB)、久保歓奈(足立)、国井春香(足立)/駒形静香(東)、石川陽子(東)/新屋孝道(東OB)
 3:20〜4:00  歌舞伎シリーズ「お艶殺し」「番町皿屋敷」
岡崎恵介(桜町)、谷沢美登里(足立)、畠和子(足立)、下川裕一(東)、平川舞(足立)/久保歓奈(足立)/新屋孝道(東)
 4:10〜4:50  「西遊記」
滝下舞佳(足立)、小泉琢子(上野)、川森孝(淵江)、小林翔(上野)、橋本悠生(東)、原島孝暢(竹台)、中島輝行(科学技術)、望月肇(科学技術)、藤井裕也(日大一)、金子明日香(晴海総合)、奥山浩朗(竹台)、島田早織(淵江)、小又仁(淵江)、佐藤弘樹(小松川)、金井大輝(竹台)/福良優(足立)、境彩華(足立)/加藤匠(小松川)

第2部 お年玉
 5:05〜5:35  パントマイム公演 山本光洋さん

第3部 鏡餅
 5:50〜6:20  「大つごもり」樋口一葉原作、久保田万太郎脚色
高橋沙貴(足立)、長奈津美(足立)、秋山貴志(足立)、沼野井斎(竹台)、茶円茜(桜町)、新屋孝道(東)/久保歓奈(足立OB)/加藤匠(小松川OB)
 6:30〜7:10  「売春捜査官」つかこうへい作
山中ゆき乃(足立)、高松周平(東)、佐藤裕一(上野)、信太優也(小松川)、加藤千秋(東OB)、佐藤弘昌(淵江OB)、大竹浩平(足立OB)、新屋孝道(東OB)/吉川愛美(OB)/加藤匠(小松川OB)
 7:20〜8:00  「キル」野田秀樹作
斎藤浩子(足立)、広川順一(成蹊)、小島健吾(竹台)、鎌田聖子(足立)、城が崎結花(足立)、伊藤友亮(桜町)、江花嵩幹(竹台)、浜高隼(竹台)/境彩華(足立)/加藤匠(小松川OB)
 

  <ありがとう、冬のZAN・PARA>
 8時15分にお芝居が終了し、その後片付け撤収となったセンターの玄関前には、7つの輪ができました。いわゆるまとめとして、各チームがそれぞれに感想を言い合っている姿です。何ともほほえましく、あの光景を見ただけで、ああ、この会を企画してよかったという気になりました。写真を撮ったり、メールアドレスを交換したり、差し入れを分け合ったりして、僕が帰ったあとも延々とこの光景が続いたとのこと、延べ7日間の苦闘の日々につながった鎖の如きものが、なかなか離れ難く、別れ難いものを創ったのだと思いました。
 強い思い出となり、これからの力(エネルギー)になってくれることを願います。小泉くんの書き込みに「母に感謝。」とありましたが、私も、ご家庭の協力と理解があって成立していることも忘れてはならないと思います。そんな意味で、ご家族の方々にも、ぜひ、観に来て思うことを添えていただきたい。そんな企画になりました。

<ごみ女>
 「新年早々、第1発目が『ごみ女』ですからねえ・・・。」の弘昌くんの名解説には、感服しました。でも、予想を越えてとっても面白かったです。スニさんの思いを上手に裕美さんが脚色し、大竹くんのあくの抜けた演技と、羽賀くんのどう考えてもコイツ居そうだよなあという権力者の重なり具合がよく、尚子さんの不思議な透明でない透明感がよかったです。
 スニさんは、逃げずにどんどん書きたいことを書いてみるのがよいです。あなたの中には書く原動力があると思います。

<うる星やつら>
 笑わせていただきました。明るくて、元気が出てくる芝居でした。人の使いどころと配置が絶妙で、何より練習風景が楽しそうでした。何也くんいいじゃないですか。本領発揮ってトコじゃないですか。朝倉、的早、浜高のつわものの中に、カトミくん、高島くんを引き立て、小松川の2人をシャレた役にして、テツもおいしい役でしたねえ(学ランが似合う女の子ですね)。女の子たちも楽しそうでした。毎回即興で、お互いを笑わせあっているっていいですよね、ひとりひとりに出番があってという学芸会の基本原則が、学芸会以上に成立しているのがいいです。これ見たら、こんなチームに出たいっていう子いっぱいいそうです。このシリーズ、ぜひ続けてください。

<歌舞伎>
 寝込むほど悩んだ中から、凄い作品が生まれましたねえ。歌舞伎を知っている人には作れない新境地のような気がします。今回のZAN・PARAの中では秀逸の1本だと思います。原作を脚色し、演出する、舞さんこれいいかも知れませんよ。シアターピックでできなかった心中がここに成立したわけですね。役者もよかったですよ。シモシモ鮭男くんこのチームで、正解だったと思いますよ。色悪な感じが出てましたよ。畠ちゃんもけなげでしたね。岡崎くんは、「何でもやってしまうというところは実は凄いことなんだ」ということを教えてくれました。とにかく0(ゼロ)みたいな存在で、何をかけ合せてもグイグイっと取り込んでしまうので、演出者とすればとってもありがたい存在です。美登里さんは、黒目の力がものすごく強いのと、相手をじっと見つめていつづけられるのが凄い魅力です。飲み込むのに時間がかかること、実はこれも大事な魅力です。沙貴ちゃんとの対決が楽しみです。
 皿の割り方、殺し方、そんなどうでもいいところにしつこくこだわる。これがお芝居の醍醐味ですよ。そういうところにとことんこだわってください。岡崎くんが、途中で踊るような振りをしたり、皿を足でめちゃめちゃに踏みつけにするところが滑稽なんだけれど、女にとってはつらくてよかったです。足を持って引きずるところや、床にたれた血を舐め進むところはもっといい見せ方があると思います。またの機会に挑戦してみてください。とにかく普通にやればぐちゃぐちゃになってしまうところを、魅せるわけですから、どうすればより美しく見せられるか、考えるわけですねえ。それが型なのかもしれません。
 いろんな軋轢があるかもしれませんが、舞さんの決してエロでない世界をどんどん展開していってください。

<西遊記>
 イヤー、よく人を集めましたねえ。そして、ここも楽しそうでした。踊りと殺陣は、毎回練習しただけあって、よかったですよ。舞台がせまかったのが残念ですね。ストーリーをもっと単純にして、殺陣とダンスのオンパレードみたいな作りもありかなあと思いました。つまり京劇のスタイルですよ。舞佳さんには、『白蛇伝』をやってもらいたいなあ。ストーリーは単純ですが、亀や鹿とか三つ目のまじんとか、変なキャラクターがいっぱい出てくるんですよ。それに2人の恋バナもあっていいと思いますよ。立ち回りも派手で、いっぱいでやることもあれば、1vs1のときもある。武器も違えば戦い方もまちまち、カッコイイじゃないですか。闘いと、踊りと、ラブストーリーですよ。
 金角は目立ってました。あれは、休まずに練習に来て、出番のないときも練習していた勝利だと思います。小又くん、小泉くんはもっと活用できるはずです。
 やっている皆さんが楽しそうで、こっちも楽しくなりました。

<パントマイム>
 本当によく笑っていただいて、企画した身としてはほっと胸をなでおろしました。「これって、練り上げた芸でもなんでもなく、ただ、続けているだけですよ。」と、幕の後ろで、光洋さんは佐藤くんに言っていたそうです。でも、続けるって凄いことだと思っています。35分間、たっぷりやっていただきました。芸って本当にお客さんあってのもので、反応がいいといわゆる芸人さんが「乗る」というやつで、たっぷりやってくれるんですよ。皆さんが、よいお客さんだということが証明されました。
 それから、カトミくんはプロの素人だと思いました。彼が、大事そうにカタツムリの風船を持ち帰る姿は、とてもS大の方とは思えない素人さでした。彼を選んだ光洋さんの眼力ですかな。
 何度もできないこのお年玉企画、忘れたころにまたやりたいです。

<佐藤くんの司会>
 いつもいつもありがとう。司会といいながら、「うる星」「パントマイム」「大つごもり」「売春」で、司会を奪ってしまい、結局司会の位置を縮小してしまったこと申し訳なく思います。(ただ、「売春」に関しては、予想外でした。千秋くん事前に申し出るように!) でも、さまになってきました。お話も、豊富で聞いていて楽しいです。続けてください。
 ・後ろのお客さんまで網が投げられるといいです。
 ・マイクを使う場合と使わない場合の声の投げ方を比べてみてください。
 ・「映画館の話」面白かったです。情景が、お客さんにもっと伝わるともっと面白かった。町の様子、そこにいる人々の様子。映画館の様子、だだっ広いけれど、お客さんがいない、きれいなのか汚いのか、従業員の人たちの様子、支配人の悩み、その中での自分の仕事は何か。そこまで、お客さんがイメージできてから本題に入ると、変なお客像が町と相まって来ると思います。
 ・佐藤くんの、人を観察する視点が面白いです。『こんな奴シリーズ』として、いろんな人を紹介してください。
 ・それから、司会なので、休憩中にいなくならないように。
 とはいえ、本当にありがとう。

<大つごもり>
 いやー、この作品によく挑戦してくれました。久保田万太郎さんは、当時の人のしゃべり言葉を台本にのせて書いたそうなんですが、その言葉が100年もたたないうちに言いづらくなってしまうんですから、どうなんでしょうかねえ、そこのところは。
 稽古中の寒さが、私にはやはり厳しかったようで、普段回る頭がよく回転しなかったところがあって、的確なダメが出せなかったようで、申し訳なく思っています。
 長さんの御新造は、アンケートには「怖かった」とか「おっかなかった」とか書かれていましたが、実はもう一つ先をねらっていたんです。つまり、そうなった境遇や意地の張り方、女としての業みたいなものを滲ませたかったんですが、そのなかみを作りあう時間がなかったです。そうすれば、いるだけで、びんびん光線が飛んでくる域にできたかなあと思ってしまいました。でも真面目で、かつメンバーのみんなの面倒をよく見てくれました。
 茶円さん、無理やり引っ張ってきたけど、出合えてよかったと思いました。岡崎と似て、遠いのにもかかわらず飄々としているのが、チームによい風を送ってくれました。3役交代というのも面白い経験だったと思います。多分、おばさんが一番難しいんだろうと思います。あきずに挑戦してください。個人的には、三ちゃんが紙を広げて、飴玉を見つけ口にほおばるくだりがとっても気に入っていました。(あそこは、長さんと、沙貴ちゃんとで考えたんだよね、印象的でした。)
 トキくん、いかがでしたかねえこの班は、言葉が日に日に馴染んでいくのがわかりました。
 秋山くん、座っているだけでさまになるのは、よかったのか悪かったのか。3度読んで、セリフが頭に入るのは、びっくりです。今度は、どんな役がいいかねえ。
 新屋くん、いやー、君がいてくれることの安心感をいっぱいに感じました。前説は、誰にでもわかるように配慮がされていて、大事な技術として、今後も活用してください。新屋くんの三ちゃんが見たかったです。
 沙貴さん、演出をやっていて『役を替える。』などと言って、つくづく意地悪だなあと思いました。よく、不平を言わずについてきてくれました。風邪を引いてダウンする前の日のくちびるを切ったときの芝居に息と間が、実はとてもよかったんです。あの感覚(転んだことも含めて)を、身体に沁み込ませ、繰り返しができるようになるとしめたもんです。あと、相手役に身を預けることもできてくると、対話が成立してより演技が面白くかつ楽になるはずです。相手の声を聞き、相手の身体を聞き、返していく力です。みねという役は、本当に難しい役だと思いました。よくやってくれました。

<売春捜査官>
 佐藤くんの『けもの日記』にある感想が、シビアですが正直です。4人が立ち姿、相手を見つめる鋭さなどの演技面での成長は、大いに買いたいです。最初の登場で3人のびっくりするほどのテンションと罵倒で、尋常でない拮抗状態ができるといいのですが、もう一歩でした。そこに、つまりとても入り込めないような空間に大山金太郎の登場となると、この場へどうやって入るんだ金太郎、となりグレードアップしたものが見れたように思います。木刀の殺陣、すごかったです。

<キル>
 どうも自分は、野田さんの芝居に馴染めないところがあって、歯切れの悪い感想になってしまいましが勘弁してください。
 浩子さんには、今回も大トリをやってもらって、感謝しています。前回と違いしっかりと役者さんが吟味されていて作るほうにこだわりが見えました。踊りを上手に入れていて、華やかにする工夫が見られました。とっても、個人的なことなのですが、浩子さんは、演出を担当するならやはり2番か3番の役で、主役を脅かす役どころに収まるのがよいと思います。もし臣を取りたいなら、信頼できる演出を1人立てるかしたほうが、参加メンバーも安心できると思います。
 足立の合宿で、神山くんと尚子さんと沙貴ちゃんで昔話を作ったときの近所のおばさんの役が私にはとても印象に残っています。あのポジションて、芝居全体を考えたときにとても大事なんですよ。わかってもらえるとありがたいです。

<カトミくん>
 いつの間にこんな大きな存在になったのでしょうね。照明を新屋くんと分けて担当してくれたわけですが、位置が見つかりましたね。というより位置を築いたといったほうが正確かもしれません。当日、一番よく動いていたし、すべての芝居を把握していた貴重な人です。空気みたいです。よければ、これからもZAN・PARAにお付き合い下さい。あなたのおかげで、小松川の人たちが、気軽にかつしっかりと参加してくれるようになりました。ありがとう。

<最後に>
 どうやら、もうちょっと続けてみようかなあという気になっています。皆さんからの、提案、意見、情報をお待ちしています。ふーっ、書き終わった。                          

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